団体旅行で行く韓国・済州島(チェジュ)の楽しみ方ベスト5

韓国の南端に浮かぶ済州島(チェジュ)は、「韓国のハワイ」とも呼ばれる人気のリゾートアイランドです。
火山が生んだ雄大な自然景観、海の幸を中心としたグルメ、世界遺産に登録された文化遺産など、見どころが盛りだくさん。
さらに、韓国本土とは一味違った文化風習や温暖な気候が、日本から訪れる旅行者に特別な旅体験を提供してくれます。

今回は、団体旅行で訪れる際に特におすすめしたい「済州島の楽しみ方ベスト5」を、海外添乗の経験を活かしながらご紹介します。
社員旅行、町内会旅行、親しい仲間同士のグループ旅行にお役立てください。

1. 世界自然遺産・絶景を巡る済州島の大自然

済州島の最大の魅力は、火山活動によって生まれたダイナミックな自然景観です。特に団体旅行に適しているのは、観光バスで効率よく巡ることができる世界自然遺産の数々。

  • 城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)
     ユネスコ世界自然遺産に登録された済州島のシンボル。海に突き出した巨大な岩山で、頂上からの朝日は圧巻です。団体なら時間を調整して日の出見学を組み込むことも可能。
  • 万丈窟(マンジャングル)
     全長7kmに及ぶ溶岩洞窟。世界最長クラスの溶岩トンネルとして有名で、内部は神秘的な雰囲気。団体でも安全に歩ける整備ルートがあり、科学的な興味も満たしてくれます。
  • 漢拏山(ハルラサン)
     韓国最高峰の山で、済州島の中央にそびえます。登山は本格的ですが、団体旅行では中腹の自然公園や展望台見学を入れるとちょうど良いでしょう。

こうした自然観光は、団体旅行では「大型バスで移動しやすい」「入場施設が整っている」「写真映えする集合写真が撮れる」点で高い満足度を得られます。

2. 海の幸を味わう済州島グルメ

済州島の食の魅力は、なんといっても新鮮な海の幸です。団体旅行では大人数でも安心して楽しめる食堂や専門店が多数あります。

  • 黒豚サムギョプサル
     済州島名物の黒豚は、肉質が柔らかく甘みがあり、炭火で焼いた香ばしさが格別。団体向けにセットメニューを用意している店も多く、ビールや焼酎と合わせて盛り上がります。
  • アワビ料理
     済州島近海で採れるアワビは絶品。アワビ粥、アワビバター焼き、刺身など多彩な料理で提供され、団体食事にも華やかさを添えます。
  • 海鮮鍋(ヘムルタン)
     エビ、カニ、貝類などを豪快に煮込んだ鍋料理。大きな鍋を囲むスタイルは団体旅行に最適で、寒い季節の夜に特におすすめです。
  • 刺身・海鮮丼
     済州は韓国屈指の漁場。日本人にもなじみやすい刺身や海鮮丼も豊富で、年配の参加者にも喜ばれます。

「観光+食事」をセットで組み合わせると、団体旅行らしい一体感を演出できます。

3. 韓国文化と済州独自の歴史に触れる

済州島は本土とは異なる独自の文化や歴史を持っています。団体で訪れるなら、ガイドの解説付きで学びながら体験できるスポットがおすすめです。

  • 済州民俗村博物館
     伝統的な茅葺き家屋が再現され、済州島の昔の生活様式を知ることができます。広い敷地内は団体での見学にぴったり。
  • ハルラサン神話・伝説の紹介
     済州島は神話の島とも言われ、多くの伝説が残っています。地元ガイドの語りで団体全員が一緒に聞くと、まるで歴史物語を共有するような一体感が生まれます。
  • ハニャン(韓方)体験
     韓国伝統医学の薬草やお茶体験も団体で楽しめます。健康志向の参加者には特に好評です。

文化体験を入れることで、旅行が単なる観光だけでなく「学びの時間」へと変わります。社員旅行や研修旅行にも適しています。

4. ビーチリゾート

済州島は火山島でありながら、美しい砂浜とエメラルドブルーの海が広がるビーチリゾートとしても有名です。団体旅行でも十分に楽しめるビーチアクティビティや散策コースが多数あります。

  • 挟才(ヒョプチェ)ビーチ
     白砂と遠浅の海が広がり、済州随一の美しさを誇るビーチ。大人数でも過ごしやすく、グループ写真にも最適です。周辺にカフェや食堂もあるので、自由行動の時間を組み込むのに向いています。
  • 中文(チュンムン)ビーチ
     リゾートホテルが立ち並ぶ観光エリアにあり、設備が充実。団体で海水浴やビーチ散策を楽しむのにおすすめです。
  • 咸徳(ハムドク)ビーチ
     ローカル感が残るビーチで、透明度の高い海と穏やかな雰囲気が特徴。夕暮れ時に訪れると幻想的な景色が広がり、団体全員で感動を共有できます。

ビーチでは、海水浴や砂浜散策だけでなく、団体でのビーチゲーム、BBQパーティーを企画することも可能です。特に夏の社員旅行や研修旅行において、自然の中でのびのびと過ごせる時間は大きなリフレッシュ効果をもたらします。

5. 団体で盛り上がるアクティビティと夜の楽しみ

済州島では自然やグルメだけでなく、団体で盛り上がれる体験型のアクティビティも充実しています。

  • 乗馬体験
     済州は昔から馬の産地として知られています。初心者でも安心して楽しめる乗馬施設があり、団体割引もあります。
  • クルーズディナー
     夕方に出航するクルーズ船で、海からの夜景やショーを楽しみながら食事ができるプランは、団体旅行に華を添えるイベントになります。
  • カラオケ・ノレバン
     韓国旅行といえばノレバン(カラオケ)。食事後に団体で盛り上がる二次会として定番です。
  • 伝統公演鑑賞
     済州の伝統舞踊や音楽を鑑賞できる施設もあり、団体での文化体験としておすすめです。

夜のアクティビティを盛り込むと、旅行全体に「イベント感」が出て参加者の思い出に残ります。

まとめ:団体旅行で行く済州島の魅力

団体旅行で済州島を訪れる際の楽しみ方ベスト5をまとめると、

  1. 世界自然遺産の絶景を巡る
  2. 海の幸を味わうグルメ体験
  3. 独自の文化や歴史に触れる
  4. ビーチリゾート
  5. 団体で盛り上がるアクティビティ

となります。

済州島は観光施設やレストランの受け入れ態勢が整っており、大型バスでの移動や団体向けのメニューも豊富です。そのため、社員旅行や自治会旅行、同窓会旅行など、あらゆる団体旅行に適しています。自然・文化・食・体験をバランスよく組み合わせることで、幅広い年齢層の参加者が満足できる旅になります。

海外添乗の経験からも言えるのは、「無理のない行程」と「団体全員で共有できる体験」が成功のカギです。済州島はその条件を兼ね備えた理想的な目的地と言えるでしょう。

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